角中父

「男の子が生まれたらプロ野球選手にしようと決めていた」
「作る前から気合が入っていたわねー」
3才~中学卒業まで毎日ランニングを課していた田んぼ道を紹介
「もう根性練習ですね」
「設定時間より1秒でも遅れたらもう1周と、倒れる寸前まで何べんも走らせた事もあった」
「本人は辛かったやろね」
「僕の息子に生まれたばっかりにかわいそうな子供時代だった。少しだけ反省してる、少しだけね」
トレーニングの結果、小学1年生の時には陸上1500mの県大会で優勝(1500m6:42)
「陸上の長距離選手にしないかという話もあった」
「でもプロ野球選手にするためにランニングしていただけなので『あ?何言ってるの?』って感じだった」
6才でバッティング練習を開始
「小学生の時は1日最低500回は振っていた」
「盆も正月も関係ない、1日も休むことなく毎日バットを振っていた」
「サボろうもんなら大変だった、寝てるのを起こしてバットを振らせた」
「親がこんだけ一生懸命やってるから、本人も一生懸命やってくれたんじゃないかな」
角中勝也「はっきり言ってやらされてた」
練習に使った数々の道具達、その中に思い出の折れたバットがあった
「これは夏休みの工作で作ったバットです、そこまで野球に拘っていた」
なぜ折れているのか?
「せっかくいいバットが出来たから打て打て!って打たせてたら、学校に持っていく前に折れてしまった」
15才 高校は新設校を選び甲子園を目指す
しかし最後の夏は2回戦で敗退、プロ入りへ繋がる実績は残せず
角中勝也「終わっちゃったなと思った」
「いやー高校は失敗したねー」
18才四国アイランドリーグへ
角中勝也「高校まではやらされている感があったが、四国へ行ってからは自分から上手くなりたいと思うようになった」
今、父に対して角中は何を思うのか?
角中勝也「小さい頃はとりあえず嫌いでした」
角中勝也「でも大人になって初めて・・・・・・・・・・・・・・感謝しているというか・・・・・いいお父さんだったなという風に・・思ってます」