母親のシェリが今でも覚えているのは、ハーパーが12歳のときに出場したある大会のことである。
息子は、大会が行われたアラバマからの電話で「まあまあの成績だった」と言ってきたが、その後、コーチから、「まあまあ」の中身が「12打数12安打・11本塁打だった」と知らされたのである。
「息子は天才」とはっきり認識するようになったのは、その瞬間だったという。