これにはニッコリ

 国際自然保護連合は14日、絶滅の恐れがある野生生物を記載した「レッドリスト」の最新版を発表した。世界の9万6951種を評価し、2万6840種を絶滅危惧種とした。絶滅危惧種の数は、今年7月に公表されたレッドリストよりも643種増えた。

 アフリカ中央部に生息するマウンテンゴリラは、これまで絶滅の恐れが最も強い「絶滅危惧1A類」に分類されていたが、生息数が増えているとして危険度を1段階引き下げ、「絶滅危惧1B類」と評価した。2008年の生息数は推計約690頭だったが、密猟対策や獣医師の活動など保全が進んだ結果、18年の推計では1千頭超に増加したという。