今の時期だと復帰は6月くらいになるんか


 メジャー8年目29歳のグレゴリアスは昨季、正遊撃手としてレギュラーシーズン134試合に出場して打率.268、キャリア最多の27本塁打、86打点を記録しポストシーズン進出に貢献したが、シーズン終了後の10月17日(同18日)に右肘側副靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。

 投手の同手術のリハビリ期間が約1年であるのに比べ、野手は比較的短く済むとされているが、それでも半年以上の長期の治療・リハビリ期間が必要になる。

 チームがトロイ・トロウィツキー内野手、D.J.ラメイヒュー内野手と実績のある内野手を獲得する中でも、グレゴリアスは早る気持ちを抑えてキャッチボールやトスバッティング、失われた筋肉などを取り戻すトレーニングなどを懸命に繰り返した。

 その甲斐あって、今季はマイナーでの調整を経て6月からメジャーに合流。初出場は6月7日(同8日)。手術から8カ月弱が経っていた。しかし、7日の初戦でいきなり2安打を放つと、翌日には初回に第1号2ラン本塁打を放ち復活を印象付けた。さらに7日から15日かけての7試合では打率.346とロケットスタートを切ったのだ。