福敬登投手(30)が福島県内の病院で「O―armナビゲーション支援下胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化切除術」を受けたと発表した。
国指定の難病「黄色靱帯骨化症」の手術で、最短なら4カ月での実戦復帰が見込まれる一方、完治する保証はない。
球団は左腕の復活を全面的にバックアップして、来季も支配下契約する見込み。

9月17日のヤクルト戦(バンテリン)だった。延長12回2死で登板。先頭・村上に二塁打を打たれた。
同時に、左脚の感覚が消えた。「左脚がない感じで、自分でもどうやって投げたのか分からなかった」。
連続四球で2死満塁。代打・川端に勝ち越し打を打たれて降板。立浪監督に症状を告白して、出場選手登録抹消となった。

病院を3カ所まわり、診断は確定した。今季はDeNAの三嶋が8月末に胸椎黄色靱帯骨化症で手術を受けるなど、耳にしたことはあった。
チームメートの協力で同じ病を患った大隣さん(元ソフトバンクなど)や、三嶋らに経験談を尋ねた。
「大隣さんは手術しても完全にしびれがなくなることはなかったと話していた。
引退するか、手術するかの二択。とにかく治ると信じて手術するしかないと思った」。完治する保証はないが、手術に迷いはなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb8a5d694fb6cb0c82ec0e66470d7fda8d066c79