伝説のほう

――フライデーです。B子さんとの関係についてお伺いしたいのですが。

「あ、あ、全然知らない人です」

――いま一緒にいるじゃないですか。知らない人を車に乗せていたんですか。

「何も知らない人です」

――B子さんとは`19年から不倫関係にあると聞いています。

「いや、知らないです」

――先日は彼女のマンションに行き、手をつないで出てきていましたが。

「あー、あー、もう。あー」

この後、記者から逃げようとしたのか、清田はまったく関係のないマンションに入ろうとするなど、右往左往し始めた。しかし、何かを観念したのか、しばらくして記者に自ら話しかけてきた。

「これってフライデーに載るんですか? 勘弁してください」

――では、ちゃんと話してください。

「話しても意味ないですよ。復帰初日なんですよ。もう死にます」

――不倫という点に反論がある?

「反論とかじゃなくて……もう終わりですよ。これで球団もクビ、家族にも迷惑がかかる……」