奥野小学校時代

続いて多かったのが“変わり者”。詳しく聞いてみると、

「小学校の運動会で、ひとりだけ逆走したり、グラウンドの中央を突っ切ったりして場を乱していましたよ」

 あえて人と違うことをする偏屈さは“元祖マスク拒否男”を彷彿させる話だ。とはいえ、このエピソードだけをもって容疑者が特別だというのは早計かもしれない。

「テストで自分よりいい点数の子がいると、その子の肩や腕を歯形が残るほど本気で噛んでいた。自分より先にテストを終えた子に対しても“なぜ自分より早くできるんだ!”と怒っていた」

 エキセントリックではあるが、ハングリー精神の表れとも……。その負けん気が彼を東大に合格させたともいえるだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4fad4bbbb82bf57f63a753a7eec22c0385f36e45