安倍晋三宅火炎瓶投擲事件(あべしんぞうたくかえんびんとうてきじけん)は、山口県下関市において、第42回衆議院議員総選挙期間中の2000年6月から選挙後の同年8月にかけ、衆議院議員安倍晋三の自宅や地元事務所をめがけ5回にわたり元指定暴力団工藤會系組員により火炎瓶が投げ込まれた事件である[1][4][2][5]。

「選挙妨害疑惑」報道
雑誌『月刊現代』2006年12月号は、「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」と題する記事において「1999年4月の下関市長選挙で安倍は江島潔を推していたが、安倍の秘書[注 1]が土地ブローカーに対し対立候補の中傷文書をまくことを指示。土地ブローカーは、仕事を遂行したものの安倍側から約束の見返りが何らなされなかったとして反発、知り合いの暴力団組長に火炎瓶投げ入れを依頼した。共同通信社会部取材チームに対し、安倍秘書・土地ブローカー双方が事実を認めた。取材チームは、両者が交わした念書の存在を確認した。しかし配信直前に記事は差し止められた」などと伝えた[11]。