これの原因は明白
十代の若者にとって人生を左右するイベントである大学受験が、予備校とのイタチごっこで難易度がインフレしすぎて、最近はモロ才能ゲーになっているからやろうな

まずその筆頭として挙げられるのが言わずと知れた国立大の登竜門ことセンター試験やね
近年のセンター試験は昔に比べ難易度が格段に上がった上に、異常なほどスピード重視の情報処理速度特化型テストになっていて、一部の知能エリート以外は努力しても太刀打ちできなくなっているんや
特に国語なんてあの林修もあれほど時間制限が厳しいものはないと言っているし、数学なんて理系東大生でも時間が厳しい(間に合わない人もいる)レベルだからな
その上共通テストになってからは英語も文章量が爆増し、大手予備校の英語講師達ですら苦戦し問題視するほどに過剰なスピードが求められているんや

近年のセンター共テは平均的な能力の高校生には太刀打ちできない難易度になっている上に、尋常じゃないほどにスピード命の事務処理能力特化試験になっていて、遺伝子ガチャに当たらないとまともに戦えないようになってしまっているんやね

更に二次試験も処理速度を重視する傾向は変わらないし、特に国立大入試は文科省の「暗記ゲーであった旧来的な大学入試を改革する」という方針のもと処理速度や発想センスを過剰に重視する方向にどんどんシフトしていて、昔以上に生まれつきの地頭を問うような内容になっているんや(特に理系に顕著)
と言って名門私立大学も国の方策で定員がどんどん絞られた結果、偏差値が目に見えて上がっており、私立入試も以前以上に困難を極めている

総括すると、大学受験があまりにもインフレしすぎてしまい内容も脳のスペック重視になりすぎたことで、一部の才能に恵まれた人間以外は努力しても太刀打ち出来なくなってしまった
そりゃ大半の若者が無力感に陥り、無気力になるのは至極当然のことなんよね