「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)が、過去に不適切な不動産取引や貸し付けにより10年間で約260億円を社外に流出させ、うち約170億円が回収不能になっていたことが29日、分かった。王将が設置した第三者委員会(委員長=大仲土和弁護士)が明らかにした。流出相手との取引は平成25年12月に当時の大東隆行社長が射殺された後も現在まで続いており、第三者委は現経営陣の問題認識の甘さを批判し、関係解消を求めた。