管轄警察署、事前に事故「懸念」 韓国、警備計画に全く反映せず

ソウルの繁華街・梨泰院で155人が死亡した雑踏事故で、現場を管轄する警察署が事前に「ハロウィーンで予想を超える人波が押し寄せ、事故につながる恐れがある」との報告書を上げたが、警備計画に全く反映されていなかったことが分かった。韓国メディアが1日までに報じた。

 SBSテレビによると、報告書は竜山警察署情報課の警察官が作成し、警察の内部システムで共有された。だがソウル警察庁が警察署の警備課長らと協議後に作成した計画では、別の集会やデモに機動隊などを配置する一方、梨泰院の警備は手薄になった。