■西勇は残留濃厚、有原も岡田阪神が名乗り

 投手の目玉候補だった阪神・西勇輝(31)は当初、FA権を行使して他球団へ移籍するとみられていた。

 オリックスからFA入団4年目の今季は、23試合に先発して9勝9敗ながら、防御率はリーグ2位の2.18と抜群の安定感を誇った。投手が重要な補強ポイントである巨人も調査に乗り出していたが、西勇と過去に不仲がささやかれた岡田監督が就任した阪神が、今季の年俸2億円プラス出来高払いを上回る新たな複数年契約を用意。歩み寄りを見せたことで、残留の可能性が高まったという。

 そうなると、補強できる大物投手は限られる。

 巨人は早い段階から、レンジャーズを戦力外となった元日本ハム・有原航平(30)も調査していた。

 日本では6年間で通算60勝。新人王や最多勝のタイトルを獲得するなど実績十分だが、有原も阪神が優勢だという。

「同じ早大出身の岡田監督が就任したことが大きい。こちらも巨人は劣勢を強いられています。森と並ぶ大物野手の日本ハム・近藤健介(29)には今のところ、触手を伸ばしていないので、巨人が獲得できそうなのは、森を逃した時のために調査しているオリックスの伏見寅威(32)くらい。ただ、オリックスでも正捕手という扱いではないし、年俸はCランク。補強ポイントの左投手では楽天の辛島航(32)の名前も挙がっていましたが、残留する可能性が高いそうです」(同前)

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e5bd0b03530a7d449677d0f37caf53d82de431e