創業者の長男を任意聴取 「餃子の王将」社長射殺事件

9年前に「餃子の王将」の運営会社の社長が射殺された事件で、警察は、王将創業者の長男に、任意で事情を聴いたことがわかった。

10月に特定危険指定暴力団・工藤会系の組幹部・田中幸雄容疑者(56)が、王将フードサービスの社長・大東隆行さん(当時72)を殺害した疑いで逮捕された。

事件後の調査によると、創業者の長男と次男が経営の実権を握り、福岡県の男性経営者の関係企業と、260億円にのぼる不適切な取引を行っていた。

捜査関係者によると、警察は、当時の取引と事件との関連を調べるため、王将創業者の長男に任意で事情を聴いたことがわかった。

警察は、男性経営者などにも事情を聴いていて、事件の背景を慎重に捜査している。