>>316
はえーそうなんや


 日本では、この「特殊な砂」は、もみ砂と呼ばれ、京都・網野町琴引浜の通称「鳴き砂」と呼ばれる砂と鹿児島県の火山灰を含んだ黒土をブレンドしたものが使用される。
試合前にホームチームの用具係が、この砂を使ってボールを揉んで審判員に渡す。

一方、メジャーでは1950年代からこの「デラウエア川の川砂」が使用される決まりとなっていて、試合前に審判員が自分で揉んで確認することになっている。

 そしてこの「デラウエア川の川砂」がやっかいなのである。

 日本のように粒子の大きい砂で揉めば、パラパラと砂は落ちてボールに残らないが、「デラウエア川の川砂」は粒子が細かく、ほぼ泥に近いものなのだ。
それをメジャーでは審判員が自分の唾と一緒に掌につけて揉む。
泥状の砂はボールの表面に付着したままとなって、それが多いと逆にボールは滑り易くなってしまうのだ。