僕にとって、逃げるという手段は「最後の選択」。若い頃、それを教えてくれたのが(福永)祐一さんでした。僕の馬の乗り方に対して、祐一さんから「もっとこうしたほうがいい」といったアドバイスを受けたことは今も昔もほとんどありませんが、逃げることに関してだけは違いました。
「安易に逃げてはいけない」。普段、なにも言わない祐一さんの言葉だからこそ、なぜ逃げてはいけないのかの説明を聞き、意味を考え、重く受け止めて自分の経験としながら、今では深く共感しています。

パラレルヴィジョンは終わりやね