高校野球部の主将が、夏の全国大会で優勝を果たしてから、1年8カ月後に強盗をし強盗致傷などの罪に問われている。高校卒業後、駒澤大学に進学し、野球部に入部した。

被告の法廷での説明によると、先輩から深夜までコンクリートの上に正座をさせられての説教、大雨の中でも傘を禁止されての買い出し、たばこの火による根性焼きなど、理不尽なしごきを受けたという。母親に夜中に電話で「もう限界だから助けて」と泣きながら訴え、野球部を退部。そして、「部の先輩と顔を合わせることも苦痛だった」と退学して家に引きこもるようになった。

恩師である花咲徳栄の岩井隆監督も証人として出廷。大学でのしごきについて電話などで相談をうけた際は「耐えろ。そういう世界もある」と話し、退部後に報告を受けた際にも叱責したという。


駒澤大に行ってなければ違う未来あった可能性