https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ1Q6HPPQ1QUTQP00W.html

「両翼100メートルの球場のほか、内野フィールド、小体育館を建設する予定です。球場と内野フィールドには天然芝を張り、子どもたちが思い切りボールを追いかけられるようにしたいです」

 天然芝こそ、今回の球場建設の大きなこだわりの一つだ。

 モデルとしたのは、ドミニカ共和国のスタジアム。2015年のウィンターリーグで訪れた異国の野球は、自身の野球観に大きな影響を与えたという。現地の子どもたちが、でこぼこした土と天然芝の球場で白球を楽しそうに追う姿が印象的だった。

 「天然芝は僕がアメリカでプレーしていても、不規則なバウンドが多い。予想がつかないことを想定して守るから、先を読むことにもつながる。(人工芝に比べて)体への負担も減る」。上のレベルで野球をする上でのアドバンテージになると考えた。

 今年中の完成を目指す球場など、敷地の総面積は約3万平方メートル(予定)。総工費の約2億円は、大リーグで活躍する自身の給料から支払う。