建保4年(1216年)6月8日、鎌倉に赴き「当将軍は権化の再誕であり、恩顔を拝みたい」と第三代将軍源実朝への拝謁を希望した。そして6月15日に実朝に拝謁した際、実朝を三度拝み、泣き出した。実朝はその行動に辟易したが、陳は「貴方は昔宋朝育王山の長老であった。その時、我はその門弟に列していた」と述べた。それは実朝がこの5年前に見た夢に出てきた高僧の言葉と同じであり、その夢のことを実朝は誰にも話していなかったため、実朝の信任を得た。