阪神前川右京外野手(19)がバックスクリーン越え弾を放り込んだ。

 全体練習終了後の個別練習のこと。それまでは逆方向への当たりが多かったが「ちょっとホームラン打ちたいなと思って」強振した。マシンが吐き出したボールは快音を残し、青空を切り裂いた。中堅バックスクリーン横のスコアボードの上をいく。「入ったなとは思ったが、越えるとは思わなかった。最後にいい締めで終われた」。衝撃の1発にファンは沸いたが、本人はいたって冷静だった。