柳田理科雄先生の計算
東京だけじゃなく全国がヤバい
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6443877
映画を観てわが目を疑ったが、レインボーブリッジの橋げたが水没している!

帆高が島から乗ってきたフェリーは、その上を通過して、東京の港に入っていった。

こうなると、水位上昇の規模はまるで違ってくる。

レインボーブリッジは、橋げたの下面の高さが海面上54.2m。

その上にあるケーブルの中央部も水没していたから、水位は60mくらい上がったと思われる!

これは大変だ。

東京都の市区町村の「平均標高」を調べてみると、23区でいちばん高いのは、筆者が住む練馬区だが、それでも41.8m。わあっ、わしの家も沈んだ!

東京23区は本当に平べったくて、水位が60mも上がると、23区のすべてが水没してしまうのだ。

市町村は島を除いて30あるが、そのうち、狛江市(23.3m)や調布市(39.0m)など6市は水の下。

水没を免れるのは、東京の西側で、武蔵野市の吉祥寺駅が標高66m、三鷹市の三鷹駅が67m、国立市の国立駅が81m……という具合だ。

2年半かけて東京東部はゆっくり水没していっただろうから、1千万都民は少しずつ西に引っ越していったのだろう。

東京湾に面したレインボーブリッジが水没したとなると、排水機能が追いつかないがゆえの内水氾濫や、河川の氾濫による洪水などとはわけが違う。

水が流れ出ていくべき海面そのものが高くなったということだからだ。

ここから考えを広げると、全国が危険である。

道府県庁の海抜が60mを超えるのは、高い順に、長野(371.3m)、甲府、山形、盛岡、宇都宮、前橋、大津、奈良、福島(66.9m)の9市だけ。

日本の都市は、ほとんどが海の底に沈んでしまう可能性がある。