なお元NPB選手
メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする元DeNAの久保康友投手が7日未明、米国で行われた試合後、メキシコに戻る深夜の国境であわや銃撃戦に巻き込まれそうになるハプニングがあった。
ヌエボラレドではかつて、地元紙「エル・マニャーナ」が麻薬密輸などマフィアの犯罪を報じていたが、記者が襲撃され、負傷する事件が起こり、その後、マフィアに関する報道の自粛が続いているなど、マフィアが幅を利かせている。久保はメキシコ入国時、手続きのためイミグレを訪れており、その後、近くに停車していたチームバスまで暗闇の中を約300メートル歩いていたが、あと30分遅ければ銃撃戦に巻き込まれていた可能性もあった。久保は7日(同8日)のヌエボラレドでの試合を終え、すでに国境の街を離れてレオンに戻っており、チーム関係者も全員が無事だった。
久保は「ホテルの外に出られないのは苦痛だったが、本当に発砲があるんだと思った。被害に遭っていないので笑い事で済んだが、時間が重なっていれば流れ弾に当たっている可能性もあった。僕の人生の運はこういうところで使いたいと思っていた」と話した。