不漁続きの「海峡さんま」、一転豊漁700トン…漁師「思わず網ですくおうかと思ったほど」

両港には同日未明から大小31隻の棒受け網漁船が入港し、次々と新鮮なサンマを水揚げした。特に羅臼町沖で魚影が確認され、毎夜、棒受け網漁船の色鮮やかな集魚灯の明かりが輝いている。同町沖で秋サケの定置網漁をしていた漁師は「定置網の周りのあちこちにサンマが現れて、思わず網ですくおうかと思ったほどだ」と驚く。
 今年はロシアのウクライナ侵略の影響で、日本のサンマ漁船は主漁場の北方4島や千島沖200カイリの海域での漁ができず、公海での操業を余儀なくされていた。全国さんま棒受網漁業協同組合によると、10月末までの花咲港での水揚げ量は、10年前の7万2508トンに比べて10分の1にも満たない6210トンにとどまった。

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