ニューヨークポスト紙が吉田正尚を記事で紹介 1年目14本塁打の鈴木誠也より「ずっと良い打者」



ニューヨークポスト紙のジョエル・シャーマン記者が9日(日本時間10日)MLB球団の関心を集める日本人打者としてオリックスの吉田正尚(29)を記事で紹介。MLB球団幹部、代理人に加え、オリックスのジョー・マッカーシー外野手、ソフトバンクのコリン・レイ投手らを取材している。

 吉田正は日本で最高の打者の一人で、日本シリーズでも2本のホームランを記録した。その一方で7月に30歳になり、走塁や外野守備についての評価は高くない。オリックスのチームメート、マッカーシーは欠点は認めたものの「MLBにはもっと守備で足を引っ張っている選手はいる」と言い、大した問題ではないと断言した。一方で打撃は絶賛。「彼は本物、スランプの時期がなかった。外野の間を抜く長打を打つし、安定してしっかり芯でとらえられる。体はどちらかというと小さいけど、あのサイズで正気じゃないほど爆発力がある。ボール球を追いかけないし、三振しない。イチかバチかの打者ではない。最後までボールを見て、それでもしっかりパワーで打ち返せる」と評した。

 シーズン中対戦し、本塁打も打たれたレイは「信じられないくらい良い打者で、ストライクゾーンをよく分かっているし、打席での内容が良い。パワーがあって打率も残せる。(カブス1年目で14本塁打、OPS(出塁率+長打率)・770の)鈴木誠也よりずっといい打者。MLBで最高の打者の仲間入りができないという理由はない」と讃えた。シャーマン記者はヤンキースはじめ、左の好打者が必要なチームが興味を持っていると書いている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f131a843e4bb57b49065c60cb8f4b3a20732b100