日本ハム・新庄剛志監督が11日、秋季キャンプが行われている沖縄県内で取材に応じ、就任後初のFA参戦を公表。オリックス・伏見寅威捕手へラブコールを送った。

 伏見は今季チーム最多の76試合に出場。7日に国内FA権を行使し、球団は本格調査。攻守で安定感のある北海道出身のプロ10年目を高く評価している。この日から交渉解禁。「シーズン中から伏見君いい捕手だなあと思いながら、FAということで。優勝を目指す来年、伏見君の力を貸してほしいなということを」と明かした。

 日本ハムのFA選手の獲得は過去に05年の稲葉篤紀(現GM)と17年の鶴岡慎也のみだが、日本一を目指す来季へ本気度をのぞかせるFA参戦だ。「シーズン中もリードとかスイングを見てていいなあと思ってて。今日解禁になってすぐフロントの方たちに、『さあ動きましょう』ということをお願いして」と語った。