新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡した愛知県愛西市の女性について、市は十日、ワクチンによるアレルギー反応の一種であるアナフィラキシーショックの時に起こる症状が出ていたことを明らかにした。愛知県医師会は重大事案として、急変後の医療対応を検証する方針。愛知県も応急体制を再点検するよう各市町村に周知した。

会場にはアナフィラキシーショックの治療用の注射液があったが、使っていなかった。市の担当者は「医師はアナフィラキシーショックとは判断せず、救急救命を優先したと考えている」と説明している。