ハム新球場》「3m足りない」大失態はなぜ起きたのか?「アメリカでは珍しくないから」で済まされないルール破りの問題点

「誰にも害はない」「悪気もない」「何よりもかっこいい。僕がその家の子供ならこんな家に住みたいもん。しかもアメリカじゃこんなこと、珍しくないんでしょ?  だからよくない?」。周囲はみんなルールを守っていることを忘れてはいないだろうか。

 要するに問題の本質は「悪気の有無」でも「MLBとのニュアンスの違い」でも「ファンが喜ぶかどうか」でもない。現時点では実行委員会という非公開の会議で話し合われているだけだ。関係者に謝罪があったとは聞いたが、各球団からは「責任の所在を明確にしてくれ」と厳しい声が飛んだとも聞いた。

日本ハムとエスコンは新庄監督ではなく、しかるべき立場の人間が記者会見を開き、謝罪と過程の説明をするべきなのだ。「50フィート」の出発点がファンサービスだったのはわかるが、不正でなくても、明らかな失態だ。なぜこうなり、どこに問題があり、本当はいつからわかっていたのか。ルールは破られることもあるとは書いたが、このルールは「ごめんなさい」で許すのが非常に難しい。超法規的球場として当面は容認するのなら、日本ハムには制裁が科されるべきだろう。

 せっかくの国内初の開閉式屋根付き天然芝スタジアム。しかし野球を愛する子供も見ているのだ。ルールを破ってしまった大人なら、たとえ謝って済まなくても「ごめんなさい」。全てはそこからだと思うのだが……。
https://news.yahoo.co.jp/articles/84f97754cb526837656fb2b17a6b403524111b9d?page=2

numberさん正論棒を振り回す