>>チェーンソー(チェンソー)や削岩機、電動ハンマーなどの機械は、使用中に大きな振動が継続して体に伝わります。これらの機械を使って長期間作業をしていると、振動による障害が起こることがあるため、注意が必要です。振動障害は、振動によって血管を流れる血液の巡りが悪くなることによって引き起こされます。振動によって手足の血管が収縮してしまい、血液の流れが悪くなるのです。

こうした症状の発現を抑えるため、チェーンソー(チェンソー)で作業をするときは、定期的に休憩を取るようにしてください。振動障害の発症を抑えるために、厚生労働省ではガイドラインを発表しています。それによると、1回の連続操作時間は最大で10分までにすることが求められています。切断に10分以上かかる大きな木の場合には、10分が経過した時点で一旦作業を中断するようにしてください。中断する時間の目安は、操作していた時間と同じ時間です。10分作業したのであれば、10分間の中断を入れるようにしてください。

また、一日の操作時間は、最大でも2時間とするように定められています。チェーンソー(チェンソー)で行う作業以外の仕事を上手く混ぜながら、作業を進めるようにしてください。また、「周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値」から計算される操作時間上限というものもあります。それによって、一日の操作時間は2時間より短くなる場合もあります。詳しくは取扱説明書などで確認するようにしてください。

林業って大変なんやな…