省略や指示語が目立つ岡田監督の言葉は、監督の愛称「どんでん」にちなんで「どん語」と称される。「アレ」「そらそうよ」などの発言を集めた語録ができるほどの人気ぶり。ただ、聞く側は発言の真意をくみ取らねばならず、的確に理解できる手練(てだれ)を「どん語鑑定士」と呼ぶ人もいる。
https://www.chunichi.co.jp/article/575994

 なぜ岡田氏の発言が「どん語」「どんコメ」と言われるようになったのか?

 ネット界隈では岡田氏は「どんでん」と呼ばれている。「どんでん」とは、かつて味の素が販売していたうどんだし(現在は販売終了)の商品名で、岡田氏は1998年から1999年に関西地区だけに放送されるCMに坂田利夫と出演していた。そこでいつの間にか岡田氏本人のあだ名が「どんでん」に。

 そして、ひろゆき氏が創設したことで知られる「2ちゃんねる」の掲示版の一つである「なんでも実況J(ジュピター)」通称「なんJ」に、2009年頃から参加した野球ファンから、岡田氏の言葉全般を「どん語」、コメントを「どんコメ」と言われるようになったようだ。

 岡田氏の発言は口癖で本のタイトルにもなった「そら、そうよ」が「そら(ああいう物事があったので)そう(いう結果になるのも当然)よ」に代表されるように、1回聞いただけでは難解なものが多々。

 また、「それ、あれ」といういわゆる「こそあど言葉」と言われる指示語がいっぱいで、「それ」が一体何を示しているのか分からない。さらに主語述語が抜けており、肉親でも理解できないというウワサも。

 岡田氏の「どん語」を完全に理解できるのは、現役時代からのつきあいがある「デイリーちゃん」と呼ばれる「デイリースポーツ」の記者だけだそうで、常人に理解できない言語を理解できた人は「どん語鑑定士」と呼ばれて尊敬されるとかされないとか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddd96b0bb56b8033d38d6ecf163fb3156470ceb9

マスコミにもどん語を知られる