瀬下 アクションっていうと、戦っている場面や派手なシーンをイメージしますが、走ったり、振り向いたり、髪がなびいたり、そういうものを含めてアクションだと思うんです。『チェンソーマン』は、そこに対する監督のビジョンが濃厚に出ている作品。そういう意味で話すと、どうですか?(笑)
中山 まさにそのとおりです(笑)。考えていることは、話し方や声のトーンも含めて、「そのとき自分がのぞき見されていたら、どう動いてる?」ということ。デンジたちはこの世界でただ生きているだけで、描き手がこう見せたいという意図を強く反映してしまうと、“写実”にフィルターが入りすぎる。そこに各クリエイターの特色が出るので消し切る必要もないけど、料理でいううま味と雑味のおいしいところだけをなるべく漉(こ)した状態で使いたいという感覚です。

ここ言ってる意味わからんのやが
誰か翻訳してくれんか?