教会側の狙いが裏目に

さらに、「教団側が自ら、統一教会問題報道を長引かせている」と指摘する
ディレクターの声もある。

「統一教会の報道対応が、とことんマズイのも大きな要因になっていると思います。
外国特派員協会での会見も、非常にやり方が悪い結果、かえってテレビにネタを提供
している感じになっています。しかも勅使河原さんという人物の登場で、さらに盛り
上げてしまった。橋田さんの元妻の証言ビデオを公開するに至っては、もう自ら炎上
のための燃料を投下しているとしか思えません。個人的な分析ですが、韓国が起源の
統一教会は、日本人的な問題解決のアプローチをまったく理解していないように思います。
韓国人的なアプローチの本部の指示に従って動いた結果、ドツボにハマっているように
見えるのです」

確かに勅使河原さんにしろ、山際大臣にしろ、今回の統一教会問題にはあまりにも
キャラが立った登場人物が多数登場しすぎだ。それに加えて「紀藤弁護士vs橋下徹」
「太田光vsひろゆき」など、いろいろな魅力的な場外乱闘が次々に起こっている。

こうした「キャラが立った登場人物たち」も視聴者を飽きさせない原因のひとつに
なっているのだろう。