涌井の獲得について加藤球団代表はは「まだまだ先発として十分にできるということ。先発投手はうちの補強ポイントの一つでもある」と話した。

投手全体のWARは21.9でリーグ2位。野手とあわせて、リーグ最下位に沈むのが不思議なほどの成績を収めている。
中日は予測WAR3.0以上の先発で4番手まで埋めることができている。ちなみに12球団で予測WAR3.0以上の先発が4人以上いたのは中日だけ。
4人どころか3人の球団すら1つもなかった。上位ローテーションにおいて、中日は他球団に大きな差をつけられそうだ。
下位ローテーションが弱いわけでもない。予測を見ると、ローテーション当落線上の投手でも予測WAR2.0弱と、一定の質を備えた先発を用意できている。
来季WAR1.5が予測される松葉貴大の残留にも成功した。下位にもかなりの充実度があるため、先発補強がチームに大きな上積みをもたらす可能性は低そうだ。
またこれほど先発に多くの人材を抱えている状況だけに、救援に対する不安も小さい。
先発の余剰戦力を救援に回すこともできるため、あえて補強を行う必要はないだろう。
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