https://news.yahoo.co.jp/articles/0ab761cefcf6e5d1cc622c49f50541ebbac89d14

 コロッケの感覚としては、1990年代後半くらいから、歌ものまねが増えてきたという。

「そして2000年代に入ってからは、僕みたいにふざけたものまねは激減し、どれだけ完コピするかが重要視されている気がします。そんな時代なんでしょうが、ぶち壊そうとする若手が、今いないですね。

 自分が心地よくなりたい人が多いんだろうな、と思います。同じものまね芸人でも僕とは違うな……」

 コロッケは「僕はぶち壊しすぎて荒野になってる(笑)」と笑うが、今の若手ものまね芸人に物足りなさを感じているのも事実だという。

「ドリフ全員をものまねするレッツゴーよしまさくんや、松ちゃん(松本人志)のものまねのJPくんは、方向性はとてもおもしろいと思います。

 ただ、本人が言いそうなことだけじゃなく、言わなそうなネタも作れば、あっという間にトップになるでしょうね。視聴者から『ま、似てるよね』、本人から『やってくれてありがとう』で終わっちゃうともったいないですよね」

 コロッケは、ものまねに必ず“本人がツッコむ材料”を入れているという。

「僕の芸は基本、失礼なんですよね。五木(ひろし)さんがロボットになる必要はないわけだし、森進一さんが途中からティラノサウルスになる必要もないんですよ(笑)。