球団歴代3位となる通算228盗塁(代走で132盗塁)を誇るスペシャリストには、後進育成に大きな期待がかかるが、
球団内からは意外な視点から鈴木コーチの見習うべき点を指摘する声が出ていた。

「尚広は現役時代から健康に気を遣い、人一倍、いや3倍はとにかく食生活にこだわっていた。
あれをまねするのは難しいにしても、若いうちから自分の体を大事にしてきた姿勢は若手にとって参考になるはず」(チーム関係者)

鈴木コーチは現役時代から食事に対するこだわりが非常に強い。
「今は中学生などでもサプリやプロテインを摂取する時代になりましたが、まずは自然のもの。農業に関わるもの。アグリカルチャーです」
と自然食の重要性を説けば
「僕は八百屋に行くことが好きなんです。生産者の方のそれぞれの思いが野菜に現れているわけですよ」と力説した。 

さらには「自然と触れ合うことが大切。レンタカーを借り、ポリタンクを15個くらい持って岐阜県まで水を取りに行きます。
往復10時間くらいかかりますね」とこだわりを象徴する仰天エピソードも披露し、観衆を驚かせていた。