森友哉捕手(27)のオリックス移籍が決まった16日、西武は日本ハムからFA宣言をした近藤健介外野手(29)と都内で入団交渉を行った模様だ。

 交渉には近藤と親交の深い松井稼頭央監督(47)も出席し、熱烈なラブコールを送ったと見られる。

 森との交渉の中で残留の手応えが薄いことは、交渉を担当する渡辺GMも感じていたことだろう。その分の資金を絶対に負けられない近藤獲得に上積みした可能性もあり、西武が提示したとされる条件は「関東で長くプレーしたい」という近藤の希望に沿って、5年総額20億円~6年総額24億円の長期大型契約とみられる。

 そして、交渉の切り札役となった松井監督は、今回の交渉を前に「今年もよく(グラウンドで)しゃべりました。本当に(野球に対する)取り組みだったり、姿勢だったり、常に向上心を持ってやっていく姿を話していても感じますし、本当にすごいと思う。そういう考えがあるんだというのは僕らも勉強になることがいっぱいある」とシーズン中の会話を振り返りながら「しっかりその時が来たら思いを伝えます」と獲得への強い意志を語っていた。