中日で相次いだ電撃トレードについて、球界OBらから懐疑的な見方が噴出している中、球団内ではそれを一蹴する声が出ている。

15日に阿部寿樹内野手(32)と楽天・涌井秀章投手(36)、18日には京田陽太内野手(28)とDeNA・砂田毅樹投手(27)との交換トレードが成立。
今季12球団ワーストの414得点、62本塁打と深刻な得点力不足が課題だったチームにとって、二遊間の主力級を一気に放出したことでSNS上などでは「中日大丈夫」「京田放出」「血の入れ替え」などのワードがトレンド入りするなどの事態となった。

ネット裏の評論家の間でも「心配」「打撃陣が課題なのに野手を2人出してしまった。これで来年やっていけるのかな」「内野手、誰がいるの?」「ルーキーでいきなり二遊間で活躍を求めるのは酷」などと疑問視する声があふれている。

そうした声に球団幹部は「トレードはお互いのチームの弱点を埋めるために行っているもの」とし「何の責任もない外野はとやかく言うかもしれないが、こちらはチームをつくるためにやれることをやっている」と反論した。

今年のドラフトは支配下では内野手4人を獲得。立浪竜は現有戦力と激しい競争をさせながら本気でチームの若返りを進め、来季は結果で〝答え〟を出すつもりだ。

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