前走のGⅠエリザベス女王杯で6着に敗れたデアリングタクト(牝5・杉山晴)。1番人気の支持に応える走りはできなかった。
「結果的に外枠の馬たちが先着していましたし、枠順の影響があったのかもしれません。頑張って走ってくれたと思います」
 池水助手が総括する。21日朝も気配は文句なし。中1週のタイトなスケジュールになるが、疲れた様子は一切ない。
「次(今回)に向けて、使える状態にあると思います。前回と体重も変わりないです。狭いコースよりも広いコースのほうがいいとは思いますので、何とかいい競馬を見せられれば」と同助手は期待を込めた。
 今回は短期免許で来日中のトム・マーカンドとの新コンビ。デビュー以来初めてとなる鞍上のスイッチが化学反応を巻き起こし、一変への起爆剤となるようなら…。20年の3冠牝馬の復活劇が待たれる。


化学反応って何や