ニューヨーク州弁護士資格も持つ山中眞人弁護士がこう言う。

「訴状を読むと、原告は被告について〈パートナーまたはエージェント〉と位置付けていることが分かります。単なる『広告塔』としての責任だけを問うているわけではありません。裁判の争点は、被告がCMに出ているだけの単なる契約者なのか、それとも、より会社側にコミットしている立場なのかになるでしょう。報酬として株式を受け取る契約やアンバサダーという立場をめぐる評価がポイントだと思います」