日本ハムから自由契約となった金子千尋投手(39)が23日、札幌ドームで行われたファンフェスティバルに参加した。「最後に1軍で投げていないし、ちょっとでもこのユニホームを着ていたことを記憶に残してもらいたかった。僕自身も応援してくれた方に少しでも何かできればと思った」と話し、ファンとの交流を楽しんだ。

 日本ハムからは来季コーチ就任のオファーを受けたが、現役を続ける道を希望した。「話をいただいたタイミングというのも決断できなかった要因で、踏ん切りがつかなかった。僕自身はシーズン終了時も現役続行するつもりでいた」。現状は練習を積みながら「他球団からの話を待っている」という。

 移籍先の希望については「自分的にはNPBだけです」とした。通算130勝の実績を持つ右腕を求める球団は現れるか。「今年初めての取り組み…12月9日に現役ドラフトがある。そこで多少、各球団の状況が変わるかもしれないので。可能性はないかもしれないが、その辺が目安かと思う」と言葉を続けた。
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