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 相沢師は京都2歳Sに送り込むグリューネグリーンを見つめながら、
「生まれたときから、兄にそっくりなんだよね」と目を細める。
その兄とはヴェルデグリーン。師にとって、非常に思い入れの深い1頭だ。

 5歳になってから頭角を現し、13年オールカマーと14年AJCC
でG2を2勝。さらなる飛躍が期待されたが、その後に運命の歯車が狂い、
がんを患ってこの世を去った。「元気ならばもっと活躍してくれたと
思いますよ」と当時を振り返るトレーナー。その弟が重賞の舞台へ。
さぞ感慨深いものがあるだろう。