国際男性デーの19日、男性差別撤廃を目指すNPO法人「日本弱者男性センター」が、東京さくらトラム(都電荒川線)を貸し切って“男性専用車両”イベントを行った。(取材・文=佐藤佑輔)

イベントを主催した日本弱者男性センターは、女性差別やマイノリティーへの差別が大きな注目を浴びるなか、話題にすら上がることのない男性への見えない差別をなくそうと今年7月に認定を受けたNPO法人。

「弱者男性」とは、独身、貧困、障がいなど、社会的弱者となる要素を備えた男性を指すネットスラングのことで、近年ではSNSでも度々トレンド入りするなど一般的な単語となっている。

車両乗車の条件は一般的な女性専用車両と同様で、女性でも障がい者やその介助者、小学生以下の子どもなどは乗車可能。午後1時、三ノ輪橋駅に貸し切り車両が到着すると、イベントの趣旨に共感した男性を中心にスタッフを含め13人が乗車し、早稲田駅までの約50分間、束の間の男性専用車両を楽しんだ。

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