◇27日 サッカーW杯カタール大会 1次リーグF組 ベルギー0―2モロッコ(ドーハ)


 初優勝が期待されるベルギー(FIFA世界ランク2位)は、モロッコ(同22位)にまさかのジャイアントキリングを食らい、敗戦。ベルギー本国で民衆による暴動が起き、警官隊が催涙ガスなどで応戦する事態に発展した。27日の英紙デイリーメールなどが報じた。

 大番狂わせに終わった直後、怒れる民衆が爆発した。ベルギーの首都ブリュッセルやアントワープなどで複数の暴動が発生。車などがレンガで破壊され、火が放たれたという。

 ブリュッセルでは、数十人の暴徒に投石などで攻撃された警官隊が、催涙ガスや暴徒鎮圧用の高圧放水銃などで応酬。ダウンタウンの一部が封鎖され、地下鉄やトラムも警察命令により運行を一時ストップした。

 当局によれば、ブリュッセルでは1人が顔面を負傷。複数の暴徒が当局に拘束された。ブリュッセルのクロース市長は「サッカーファンは騒動の間、市の中心部に行かないでほしい」と声明を発表した。


ベルギー人さぁ…