――本紙の野球賭博報道に関して、ちょっと物申したいことがあると

 立浪:ちょっとどころじゃないですよ。中京スポーツ(東スポ)は僕の足を引っ張ろうとしているんですか。

 ――そんなつもりはない。私(記者)はむしろ、ドラゴンズを盛り上げてもらうためにも将来、ぜひ立浪さんに監督になってもらいたいと思っている

 立浪:あんな記事書いといてよく言うね(笑い)。ああやって(名古屋で球界OBが…などと)書かれるとみんなが僕のことだと思うじゃないですか。本当に迷惑なんですよ。僕は全く関係ありませんから。

 ――なるほど。では、お伺いしますが、巨人の福田に野球賭博を勧めたとされるA氏のことは知っていましたか

 立浪:知り合いです。10年以上前に講演会をやった時に知り合った。当時、彼は一部上場の不動産関連会社の名古屋支店長をやっていた。でもそれだけ。会わない年もありました。年に2、3回会うぐらいです。

 ――巨人の選手にA氏を紹介したことは

 立浪:ないです。僕がAを巨人の選手に紹介したことは全くありません。Aは公認会計士になるつもりで不動産関係の会社をやめて大学院に通っていた。その時の関係で巨人の選手と知り合ったみたいです。

 ――A氏が野球賭博と関係していたことは

 立浪:全く知らなかった。野球賭博の報道がされた日かな、Aから電話があった。「どうしたんだ?」と聞いたら「福田にお金を貸していたので返してもらおうと(ジャイアンツ球場に)行ったら、大事になってしまった」と言っていた。Aは「(福田に)お金を貸しただけ」と言っていたけど、報道されているのをみると、そういうことだったんでしょうね。