一見したところ、この恐ろしい出来事は預言者の振る舞いとしては到底相応しくなく、また、子供たちが受けた罰も、その罪と比較して釣り合いが取れているとは思えない。
ハザルもその注釈において、預言者のこの行動に不快感を隠せないでいる。一方、『バビロニアン・タルムード』(マセヘット・ソター 46.1)では、エリシャは預言者としての生涯の中で三つの過ちを犯したと述べている。それは、熊に子供たちを襲わせたこと、従者ゲハジを破門したこと、そして彼自身の死であると。
従者ゲハジすき