日本ハムの加藤貴之投手(30)が30日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6200万年増の1億3500万円(金額は推定)でサインした。

 プロ8年目の来季は順調にいけば、国内フリーエージェント(FA)権を獲得する見込み。球団からは複数年契約の提示を受けたというが、加藤は「(複数年の)提示はありましたけど、3年間活躍してからそういうのを考えたいと思っていたので。もう1年勝負したいと思って単年にしました」と話した。

 今季は22試合に登板し、8勝7敗1ホールドをマーク。NPB史上最少となる規定投球回到達の147回2/3で与四死球12(11四球、1死球)と、1950年の阪急・野口二郎の15四死球(14四球、1死球)を72年ぶりに更新した。来年3月30日に新球場のエスコンフィールド北海道で行われる開幕楽天戦の開幕投手に内定している。