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しかし競走馬デビューを間近に控えた4歳に入り、右後脚に蹄叉腐爛[3]を発症。次いで左後脚にも同様の症状が現れ、四肢の蹄すべてが蹄叉腐乱に冒された[2]。これにより2ヶ月以上の休養を余儀なくされ、本格的な調教を再開したのは目標とする東京優駿競走の3週間前であった。
8日前に新呼馬戦でようやくの初出走を迎えたが、スタートで出遅れ2着に終わる。ダービー3日前に再度新呼馬戦に出走、2着馬を4分の3馬身退けて初勝利を挙げた。しかしこの競走で事前に傷めていた肩の状態が本格的に悪化、さらに飼い葉も食べなくなり、栄養剤を混ぜた豆乳を鼻から流し込んで栄養を補給するという状態だった[4]。だがダービー優勝のために大枚を投じた加藤は出走を諦めきれず、結局は出走に踏み切った。

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