中継ぎから先発への転向を目指している西武・平良海馬投手(20)がソフトバンクとの練習試合で3回6安打6四球で5失点と炎上。
辻監督から「(先発挑戦は)終わり! (今後は)後ろ!」と“不合格”の判定を下された。


 プロ2年目の昨年は中継ぎで台頭。今季はローテ入りを目指して先発転向を志願していた。
しかし、先発のチャンスを与えられたこの日は、MAX152キロと持ち前のパワーは見せつけたものの制球がバラバラ。
安打と2つの四球で招いた初回2死満塁こそしのいだが、2回に周東の適時打で1点を失うと、3回には先頭からの連続四球ときっかけに4失点と崩れた。
投球数は3回で早くも83球。予定の4回より1イニング早くマウンドを降りた平良は「抜ける球が多くて、思い通りに投げられなかった。原因を見つけて、練習で修正したい」とうなだれた。

 「簡単にストライクをとれるようにならないと先発では苦しいよな」と、やはり制球難を不合格の理由にあげた辻監督。
先発挑戦には一旦ピリオドを打つが、「(先発挑戦に向け)オフ、自主トレ、キャンプと前向きに取り組んできたことは必ずプラスになる。成長したと思うよ。(今季も)大事なところで投げてもらう」と、中継ぎとして昨年以上の働きを期待していた。
https://hochi.news/articles/20200227-OHT1T50202.html