日本ハムの松本剛外野手(29)が2日、札幌市内で契約交渉し、2050万円から6650万円増の8600万円で更改した。(金額は推定)

 「思った以上(の金額)。本当に最高の評価をしていただいたと思いますし、納得のいく金額でした」と笑顔を見せた。4倍以上増えた年俸の使い道を「将来的に家が欲しいので、家を買う資金にしたい」と話した。

 「今年ダメだったらクビになる覚悟もできていた。ただ勝負しようと臨んだシーズン」として臨んだ今季。開幕戦で4番を任されると、自己最多の117試合に出場。左膝の骨折で一時離脱したながらも、打率・347で首位打者を獲得した。打点44、盗塁数27もキャリアハイ。打線の中心として活躍し、初のベストナインにも選出された。

 「新庄監督になられて『横一線でやるぞ』と常々おっしゃっていて、ぼくはその言葉を素直に信じていましたし結果さえ出せば試合に使ってもらえると思っていた。結果が伴うにつれて楽しさもあり、すごくいいシーズンだった」と振り返った。

 背番号「12」から「7」変更して臨む来季。「3割打つことにこだわりがあったので3割は達成します」と目標を掲げた。さらに「結果で示さないとファンの方はついてこないと思うので優勝したいと思います」と宣言。チームを引っ張る思いだ。