今回のW杯の放映料はNHKとAbemaが半々で出し合ったらしいで

W杯の放映権の交渉は国際サッカー連盟(FIFA)から購入済みの電通と、NHKと民放から成るジャパンコンソーシアム(JC)の間で行われてきた。しかし年明けの時点で金額的な折り合いがつかず頓挫。「NHKが半分払うことで決着していたが、民放が無理だった。このままでは地上波どころか、日本でW杯の生中継が見られない異常事態になる」(電通関係者)という可能性があった中、ABEMAが急きょ名乗りを上げた。

 本紙の取材では、最終的にNHKが全体額の半分を支払い、ABEMAは資本関係にあるテレビ朝日との連合で参入。残りはフジテレビが名乗りを上げている。全体の購入額は明らかになっていないが「180億円近くではないか」(民放関係者)とみられ、NHKに次ぐ金額をABEMAが支払っておりインターネット中継の全試合の放映権を獲得。注目されていた地上波でのグループリーグの日本戦3試合はNHKとテレ朝とフジで分けることになった。