県内の温泉施設で、10代の男子生徒あわせて3人の裸をデジタルカメラで撮影したとして、逮捕・起訴された中学校の教諭について、県教育委員会は、6日付けで懲戒免職としました。

懲戒免職となったのは、益城町立益城中学校に勤務する松野晃三教諭(41)です。

松野教諭は、ことし、県内の温泉施設で、18歳に満たないことを知りながら、10代の男子生徒あわせて3人の裸をデジタルカメラで撮影したとして、児童ポルノ禁止法違反の罪で逮捕・起訴されました。

これまでの県教委の聞き取りに対し、「性的しこうとあいまってエスカレートしてしまった。十数年前から男子生徒の裸を撮影していた」と話したということです。

松野教諭は、2006年に臨時講師として採用され、9年前からは教諭として県内各地の中学校で勤務していたということです。

これまでのところ、県教委にほかの被害の報告はなく、撮影された人数を特定できていないということで、今後、調査を行う予定もないということです。

県教育委員会の白石伸一教育長は「学校および教職員に対する信頼回復のため、全力で不祥事防止に取り組んでまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20221206/5000017676.html