ない。
数ヶ月ぶりに二人で飯を食べた。
そしてホテルに入った。
「ケンスケ、脱がすよ」
ナオが俺のシャツをゆっくりと脱がせていく。
久しぶりに下の名前で呼ばた気がする。
二人きりの時はそう呼び合っていた。
それは別れてからも変わらなかった。